オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2022年11月10日

実用・東洋医学:痛風5

「漢方薬」肝機能が弱っている場合、痛風+上腹部の張り・圧痛や膨満感、口苦く、舌に白苔がみられます。腹部の緊張を解消させる小柴胡湯合五苓散しょうさいことうごうごれいさんが適。同様の症状+便秘の場合、腹部の緊張を解消させる大柴胡湯合五苓散だいさいことうごうごれいさんが適。虚証で色白、疲れやすい、冷え性、水太りタイプには、水分代謝をよくする防已黄耆湯ぼういおうぎとうが適。肥満で便秘がち、飲食物の代謝が悪い場合、利尿や利便の働きのある防風通聖散ぼうふうつうしょうさんが適。足が冷え頭がのぼせる、イライラ、肩こりの場合、瘀血を改善して水分代謝を促す桂枝茯苓丸合大柴胡湯けいしぶくりょうがんごうだいさいことうが適。患部の炎症が強い場合、越脾加朮湯えっぴかじゅつとうが適です。

ツボ紹介:神堂 しんどう

足の太陽膀胱経のツボで、上背部、両肩甲骨の棘つけ根と脊柱の交点が第3胸椎棘突起です。その2つ下の第5胸椎棘突起下縁から3指外側に取ります。主治として、咳嗽、ぜんそく、背部のこわばり・痛み、心疾患、ヘルペス。効能として、胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善する。精神を安定させて、ぜんそくを鎮める。