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月別アーカイブ: 2024年5月

実用・東洋医学R:肘の痛み6

「ツボ」指圧やマッサージで肩部の肩井けんせいを刺激します。肘まで響く感覚があればグッド。また、前腕のマッサージもよいです。患部の刺激はNG。痛む患部の上下の筋肉をもみほぐしましょう。この時、痛まない方の腕のマッサージも行ってください。痛まない方の腕を長めにマッサージするのがポイントです。治療にはぜひご相談くださいね。

督脈:至陽 しよう

上背部、第7胸椎棘突起下方の凹み部に取ります。筋:皮下に棘上靱帯、棘間靱帯。神経:皮枝は胸神経後枝が分布。血管:皮下に肋間動脈背枝が走行。

実用・東洋医学R:肘の痛み5

「漢方薬」湿度が高い時期に痛みが悪化する場合、体表の湿邪を除き筋肉の働きを回復させる麻杏薏甘湯まきょうよくかんとうが適。湿度が高いと悪化して、患部に熱がある場合、湿邪を除去して炎症を鎮める越婢加述湯えっぴかじゅつとうが適。尚、炎症部分の湿布も効果あり。体の冷え強く患部に熱がないのに悪化する場合、体全体を温め関節の痛みやシビレを取り去る桂枝加述附湯けいしかじゅつぶとうが適。この処方は体表における利水作用がある為、体表の湿邪を除く事が出来ます。

督脈:筋縮 きんしゅく

上背部、第9胸椎棘突起下方の凹み部に取ります。筋:皮下に棘上靱帯、棘間靱帯。神経:皮枝は胸神経後枝が分布。血管:皮下に肋間動脈背枝が走行。

実用・東洋医学R:肘の痛み4

「養生」痛みが出る前と出た後の予防法。イスに座り、背筋を伸ばして首だけ右いっぱい、左いっぱいに傾け、どちらかに引っかかりを感じたら場合、そちら側に痛みが出やすいので、そちら側の肩から肘にかけてマッサージすると予防出来ます。肘が痛み始めたら、患部を除き肩から手首指先までマッサージしましょう。改善に向け、ぜひご相談くださいね。

督脈:中枢 ちゅうすう

上背部、第10胸椎棘突起下方の凹み部に取ります。筋:皮下に棘上靱帯、棘間靱帯。神経:皮枝は胸神経後枝が分布。血管:皮下に肋間動脈背枝が走行。

実用・東洋医学R:肘の痛み3

「患部が熱を持っている場合」肘関節が炎症を起こし熱を持っている場合、患部の熱を冷まして痛みを解消させます。「患部が冷えている場合」寒い時期や冷えると肘関節が悪化する場合、体全体の冷えを取り去って血行をよくして痛みを鎮めます。患部は体温程度でOKで揉むこともNGです。実際には患部が熱があってもなくても体表に余分な水分が気の流れを阻害して筋肉関節を痛めている事が多いです。ぜひご相談くださいね。

督脈:脊中 せきちゅう

上背部、第11胸椎棘突起下方の凹み部に取ります。筋:皮下に棘上靱帯、棘間靱帯。神経:皮枝は胸神経後枝が分布。血管:皮下に肋間動脈背枝が走行。

実用・東洋医学R:肘の痛み2

「湿度が高いと悪化する場合」湿度が高い時期に悪化する場合、体表の中に余分な水分が溜まっている為に痛みが起こっていると考えます。体表全体の水分代謝を改善して肘関節の働きを滑らかにして治します。ぜひご相談くださいね。

督脈:懸枢 けんすう

腰部、第1腰椎棘突起下方の凹み部に取ります。筋:皮下に棘上靱帯、棘間靱帯、棘間筋。神経:筋枝は腰神経後枝、皮枝は腰神経後枝が分布。血管:皮下に腰動脈背枝が走行。