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月別アーカイブ: 2023年1月

実用・東洋医学:膝の痛み6

「食養」水太り体質や水分代謝の悪化で痛む場合、ハトムギ、アズキ、トウガン、コイなど、利尿を促し、水分代謝を改善させる食べ物が適。ハトムギやアズキは、利尿作用だけでなく、すぐれた消炎作用もあり、関節の炎症を鎮めます。体重過多の人は、膝の負担軽減に心掛け、甘いものや脂肪の多いものは避けましょう。冷えると悪化する場合、ショウガ、クローブ、ウイキョウなど、体を温める食品+香辛料を使った料理を摂りましょう。また、関節の靭帯などを強化するには、良質なタンパク質が必要です。魚や肉の他、納豆、豆腐などの大豆食品を摂りましょう。

ツボ紹介:聴会 ちょうえ

足の少陽胆経のツボで、耳の耳たぶの上で、口を開けしめした際、くぼみができる辺り。主治として、難聴、中耳炎、顔面痛、顎関節炎、下顎脱臼、顔面神経麻痺。効能として、耳の聞こえをよくする。筋を緩めて伸ばし、経絡の通りをよくする。

実用・東洋医学:膝の痛み5

「ツボ紹介」膝や下腿周辺の膝眼しつがん、曲泉きょくせん、陽陵泉ようりょうせん、陰陵泉いんりょうせんに灸や指圧をします。いずれも膝の痛み解消させるツボです。指圧に関しては、痛みを伴う場合、患部は軽めに押すのがポイントです。

ツボ紹介:中膂兪 ちゅうりょゆ

足の太陽膀胱経のツボで、臀部仙骨部、第3後仙骨孔と同じ高さで、正中線から1.5指外側に取ります。主治として、直腸炎、膀胱炎、鼠径部痛、糖尿病、腰痛、坐骨神経痛。効能として、腸の滞りを改善する。腎の気を補い、腰の機能を高める。

実用・東洋医学:膝の痛み4

「漢方薬」患部が腫れて熱を持っている場合、食欲を抑え、肥満効果、下半身のむくみや痛みに効く、越脾加朮湯えっぴかじゅつとうが適。やせ型の人でも足がむくみ、手足だるく湿度が高い時期に悪化=水分代謝が悪い場合、麻杏よく甘湯まきょうよくかんとうが適。水分代謝を促すと伴に、脂肪代謝を促す為、肥満解消となります。食事の30分前に飲みましょう。冷えると痛み悪化する場合、患部を温め、関節の痛みやシビレを治す桂枝加朮附湯けいしかじゅつぶとうが適。この処方は足がつりやすい人にも効きます。

ツボ紹介:肘りょう ちゅうりょう

肘の後外側、上腕骨外側上顆の上縁に取ります。主治として、しが、上腕・肘の痛み、痙攣、シビレ。効能として、経絡の通りをよくする。

実用・東洋医学:膝の痛み3

「養生」家庭でできる薬湯〔ヨモギ湯・干葉湯〕動かさなくても激しい痛みがあるときや、膝が熱を持っているときは入浴じたい、避けましょう。ヨモギ湯は、乾燥させたヨモギの葉を2つかみほど布袋に入れ、水の状態の湯船に入れてお風呂を沸かします。干葉湯は、10株分のダイコンの葉を10日間程陰干しにしたものを鍋で煮出し、その煮汁をお風呂に入れ入浴します。お試しくださいね。

ツボ紹介:中りょう ちゅうりょう

足の太陽膀胱経のツボで、臀部・仙骨部の第3後仙骨孔に取ります。主治として、月経不調、おりもの、小便不利、膀胱炎、便秘、痔疾、腰痛。効能として、尿や便の排泄を改善する。月経を調整して、おりものを止める。

実用・東洋医学:膝の痛み2

「肥満による場合」歩くには、膝に体重の4倍、階段を昇るのに7倍もの負荷がかかります。太っている人ほど膝を痛めやすくなります。特に、水太りタイプは要注意で、水分代謝を促して肥満解消で痛みを改善させます。「水分代謝が悪い場合」湿度が高いと、湿気を吸った筋肉や靭帯が縮んで動かし辛く、痛みが出ます。梅雨や秋の長雨時期に悪化しやすく、水分代謝を改善させて治します。「冷えによる場合」冷えたり、気温が激しく上下したりで、膝筋肉が縮まったり、収縮率の変動で痛みが出ます。患部を温めて、症状を改善させます。

ツボ紹介:中封 ちゅうほう

足の厥陰肝経のツボで、内くるぶしの前くぼみに取ります。主治として、神経症、鼠径部痛、陰茎痛、遺精、小便不利、黄疸、腰痛、足の冷え。効能として、肝気のうっ滞を改善し、脾の機能を高める。気のめぐりを改善し、下腹部の痛みを取る。