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日別アーカイブ: 2023年1月10日

実用・東洋医学:指・手首の痛み5

「漢方薬」指先の酷使等、筋肉疲労による手首や指の痛みには、筋肉の緊張を緩めて血行を促進させる芍薬甘草附子湯しゃくやくかんぞうぶしとうが適。ただし、患部が腫れていたり、水が溜まっている場合はNGです。手首や指にこわばり感があり、尿の出が悪く、冷えると悪化する場合、患部を温め、筋肉や関節のシビレや痛みを解消させる桂枝加朮附湯けいしかじゅつぶとうが適。体表の水分代謝が悪い為、手が冷える場合も効果あり。湿度が高いと症状悪化して、関節が腫れて水分が溜まっている場合、水分代謝を促し、筋肉の動きを回復させ、痛みを除く麻杏よく甘湯まきょうよくかんとうが適。手に冷たい汗をよくかく場合、利尿を促し水分代謝を改善させる防已黄ぎ湯ぼういおうぎとうが適です。

ツボ紹介:秩辺 ちっぺん

足の太陽膀胱経のツボで、臀部の第4後仙骨孔と同じ高さで、正中線から3指外側に取ります。主治として、痔疾、陰部痛、大小便不利、腰痛、坐骨神経痛、股関節痛、下肢麻痺。効能として、体内の熱を冷まし、余分な水分を排出させ、腫れを抑えて、痛みを止める。