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月別アーカイブ: 2023年2月

実用・東洋医学:生理痛・生理不順6

「漢方薬」足が冷え、頭がのぼせる、イライラは、瘀血の要因です。生理で頭痛や肩こり、ストレスで生理不順を起こす人は、瘀血を解消させる桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんが適。同じ症状+便秘には、桃核承気湯とうかくじょうきとうが適。血が不足すると、生理痛・生理不順+下半身の冷え・むくみの場合、体を温め、造血を促す当帰芍薬散とうきしゃくやくさんが適。生理の出血がなかなか止まらない場合、止血作用+造血作用のきゅう帰きょう艾湯きゅうききょうがいとうが適。子宮内膜症の場合、温清飲うんせいいんが適。胃腸機能弱く、体力無く、寝汗の場合、気の不足を補い生理痛等改善や胃腸を丈夫にして、体力をつける補中益気湯ほちゅうえっきとうが適です。

ツボ紹介:内庭 ないてい

足の陽明胃経のツボで、足の甲の第2指と第3指の間、みずかきの後縁に取ります。主治として、胃痛、腹痛、下痢、熱病、鼻出血、歯痛、顔面神経麻痺、湿疹、皮膚の痛み。効能として、体内の熱を冷まし、火邪を除く。心を穏やかにして、精神を安定させる。

実用・東洋医学:生理痛・生理不順5

「養生」生理の悩みに避けたい食べ物。先ず、血液を汚す食べ物は、NGです。カニや貝類、ウニ、イクラ、アクの強い山菜やタケノコなど。月経過多の場合は、バターやケーキなど、卵・牛乳を使った食品はNG。貧血、冷え性を伴う場合、生野菜や果物、刺身など、体を冷やす食品はNGです。

ツボ紹介:内関 ないかん

手の厥陰心包経のツボで、前腕の前面、手首のシワ部より2指上の中央に取ります。主治として、心痛、心悸、不眠、精神不安、てんかん、嘔吐、つわり、マラリア。効能として、胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善する。心を穏やかにして、精神を安定させる。上がった気を下降させて、胃の機能を改善する。

実用・東洋医学:生理痛・生理不順4

「気の不足の場合」気が不足すると、内臓や水分代謝が悪化します。それに伴い、血を生成する働きも弱って血の不足を招き、生理は遅れがちで、生理不順を起こしやすくなります。気を補う事で血を補い、内臓の働きや水分代謝をよくして、症状を改善させます。

ツボ紹介:督兪 とくゆ

足の太陽膀胱経のツボで、両側の肩甲骨下角と脊柱との交点が第7胸椎棘突起です。その1つ下の突起下から1.5指外側に取ります。主治として、心痛、咳嗽、腹脹、腹痛、腹鳴、皮膚掻痒感症。効能として、胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善させる。張りんを抑え、痛みを止める。

実用・東洋医学:生理痛・生理不順3

「血の不足の場合」血が不足すると、血液量が足りなくなる為、経血の量は少なく、色も薄くなります。生理は遅れがちです。また、生理中の出血が止まらなくなる症状を現す事もあります。このような場合は、血を補って症状を改善させます。

ツボ紹介:とく鼻 とくび

足の陽明胃経のツボで、膝の前面、膝蓋靭帯の外側くぼみに取ります。主治として、膝関節の腫れ・痛み。効能として、経絡の通りをよくする。腫れを抑え、痛みを止める。

実用・東洋医学:生理痛・生理不順2

「瘀血おけつの場合」瘀血があると、子宮周辺の血行が悪化して、生理中に強い痛みがあります。この痛みは、お腹をさすっても撫でても軽くなりません。生理中に、レバー状の血の塊が出る事もあり、周期は早くなりがちです。瘀血を解消させ、血行を正常にして、生理痛や生理不順を治します。

ツボ紹介:陶道 とうどう

督脈のツボで、上背部、第1胸椎棘突起下のくぼみに取ります。首を下に曲げた際、出っ張った骨が、第7頸椎棘突起です。その1つ下の棘突起になります。主治として、熱病、マラリア、頭痛・頭重、手足のひきつけ、精神恍ぶつ、後背痛。効能として、体内の熱を冷まして体表の邪気を取り除く。感染症を抑え、精神を安定させる。