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月別アーカイブ: 2023年2月

実用・東洋医学:生理痛・生理不順1

生理の一般的な周期は28日ですが、個人差あり。一定の周期で生理があり、生理痛もない場合は正常範囲。環境やストレス等により、1〜2ヶ月生理不順でもあわてないでください。日常生活に支障のある生理痛や、生理不順による不妊を治したい場合、治療していきましょう。東洋医学では、生理痛や生理不順は、血の異常や、気の不足の為、起こると考えます。具体的には、瘀血おけつの場合、血が不足する場合、気が不足する場合の3つに分類して、治療していきます。

ツボ紹介:瞳子りょう どうしりょう

足の少陽胆経のツボで、目尻の外側0.5指に取ります。主治として、頭痛、眼痛、結膜炎、しゅうめい、白内障、三叉神経痛。効能として、体内の熱を冷まし、腫れを抑える。目のかすみを解消して、視力を回復する。

実用・東洋医学:冷え性7

「食養」消化器系が弱い人には、ダイコンやニンジン、ショウガ、サンショウが適。デンプンを消化するジアスターゼが豊富で、消化・吸収をよくします。ぶり大根や大根の煮物などに体を温めるショウガをそえて食しましょう。腎・膀胱系が弱い人には、ヤマイモが適。夜間尿の人には、特にお勧めです。婦人科系が弱い人には、ベニバナやサフランが適。瘀血を解消して、体を温める働きがあります。

ツボ紹介:天りょう てんりょう

手の少陽三焦経のツボで、肩甲骨の上角、上のくぼみに取ります。主治として、胸の熱感、体のほてり、高血圧症、肩こり、上肢痛。効能として、体内の熱を冷まし、体表の邪気を取り除く。胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善する。

実用・東洋医学:冷え性6

「ツボ紹介」消化器系が弱い場合、胃腸を丈夫にする下腿のスネ部足三里あしさんりを刺激します。腎・膀胱系が弱い場合、冷えの特効穴である足裏の湧泉ゆうせんが効果的。婦人科系が弱い場合、婦人科系を丈夫にする内くるぶし上にある三陰交さんいんこうや、冷え+のぼせがある場合、足甲側の第1指、2指間の太衝たいしょうを刺激します。お灸や指圧で試してくださいね。

ツボ紹介:天容 てんよう

手の太陽小腸経のツボで、前頸部、アゴの下顎角の後ろ、胸鎖乳突筋の前くぼみに取ります。主治として、咽喉腫痛、のどの閉塞感、耳鳴り、難聴、側頸部痛。効能として、のどの機能を改善して、腫れを抑える。耳の聞こえをよくする。上がった気を下降させ、嘔吐を止める。

実用・東洋医学:冷え性5

「漢方薬」消化器系が弱い場合、胃腸を温め、消化機能を改善して、亢進させる人参湯にんじんとうが適。胃腸が弱く、冷え性が強い場合、附子人参湯ぶしにんじんとうが適。腎・膀胱系が弱く、夜間尿多く、下半身の冷えが強い場合、苓姜朮甘湯りょうきょうじゅつかんとうが適。夜間尿多く、冷えで足腰に力が入らない場合、八味丸はちみがんが適。婦人科系が弱く、むくみには、体を温め、血行促進の働き、水分代謝を活発にする当帰芍薬散とうきしゃくやくさんが適。肌黒くカサついている場合、体を温め、血行促進の働きのある四物湯しもつとうが適です。

ツボ紹介:天ゆう てんゆう

手の少陽三焦経のツボで、あごの下顎角と同じ高さで、前頸部の胸鎖乳突筋後ろ際くぼみに取ります。主治として、突発性難聴、視力低下、臭覚減退、めまい、マラリア、肩背痛、後頭神経痛。効能として、目・耳・鼻・口の通りをよくする。痰を取り除き、感染症を抑える。

実用・東洋医学:冷え性4

「養生」下腹部と腰を温める“焼き塩温補療法”用意するもの:塩、布袋、ホットプレート。ホットプレートの上に塩をのせて熱し、布袋に詰めます。仰向けに寝て、下腹部にタオルを当て、塩袋をのせます。肌がほんのり赤くなるまで、温めます。腹部の次は、うつ伏せになって、腰を温めます。塩袋は何個か用意して、交換しながら温めましょう。

ツボ紹介:天府 てんぷ

手の太陰肺経のツボで、上腕の前外側、上腕二頭筋の外側縁で脇の下から3指下の線上に取ります。主治として、咳嗽、ぜんそく、喀血、上肢痛、肩関節周囲炎。効能として、肺の気がめぐるようにする。肺の熱邪を取り除き、血熱を冷ます。