オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2023年5月

実用・東洋医学:視力減退2

「肝の働きが弱った場合」肝が弱りやすいのは、怒りっぽい、何事もきちんとしたい、のぼせやすい人です。また、目に炎症を伴いやすく、充血やジブリ目になりやすいのが特徴です。脂っこいものやトウガラシ、ワサビなどを好む傾向あり。肝の働きが弱っても、即視力減退を起さず、目の充血やジブリ感として現れます。その後、視力減退へと症状悪化となります。先ずは目の炎症をとり、健康にします。

奇穴紹介:太陽 たいよう

側頭部、眉毛後端と目尻の中点で、1指外側のくぼみに取ります。主治として、頭痛、めまい、目の充血・腫れ・痛み、歯痛、顔面痛み・麻痺。効能として、体内の熱を冷まし、腫れを抑える。経絡の流れをよくして、痛みを止める。

実用・東洋医学:視力減退1

人間は老化と伴に機能が衰えます。視力もその1つです。パソコンや携帯電話などで目を酷使する為、若い人でも例外ではありません。東洋医学で視力に関係が深い臓器は肝と腎です。視力減退は、肝の働きが弱った場合と腎の働きが弱った場合の2つに分けて考えます。

奇穴紹介:大骨空 だいこっくう

母指の手の甲側で、指節間関節の中点に取ります。主治として、目の痛み・かすみ、流涙。効能として、目のかすみを解消し、視力を回復する。

実用・東洋医学:耳鳴り8

「食養」耳は腎がつかさどる器官なので、腎の働きによい黒豆やヤマイモ、クルミが適。黒豆には強い補腎作用、利尿作用があり、腎が弱ったり、むくみに効果あり。滋養強壮にすぐれたマトンと黒豆を煮込み、煮汁や煮物を摂取します。ヤマイモは、腎を丈夫にします。すりおろしや乾燥させスープにして活用しましょう。クルミの実は老化防止や美肌に効果あり。毎日2~3ヶづつ食べ続けましょう。

奇穴紹介:接脊 せっせき

腰部、第12胸椎棘突起と第1腰椎棘突起の間に取ります。主治として、腹痛、下痢、消化不良、小児の赤痢・白痢、脱肛、腰や背中の強ばり・痛み。効能として、脾の機能を高め、下痢を止める。

実用・東洋医学:耳鳴り7

「ツボ紹介」耳下前の聴会ちょうえ、耳前の耳門じもん、手の甲小指と薬指の間の中渚ちゅうしょにお灸や指圧をします。聴会も耳門も耳鳴りによく効くツボです。中渚は耳鳴りや難聴に効果あります。

奇穴紹介:小骨空 しょうこっくう

小指の手の甲で、近位指節間関節の中点に取ります。主治として、目の充血・腫れ・痛み、難聴、マラリア。効能として、視力回復、耳の聞こえをよくする。

実用・東洋医学:耳鳴り6

「漢方薬」高齢者や病後、虚弱体質など、腎の気が衰えると耳鳴りが起きます。足腰冷え弱く、皮膚乾燥、夜間尿などが特徴です。この場合、腎の働きを強化し、老化に伴う症状を改善させる八味丸はちみがんが適。ストレスなどで気のめぐりが悪く、のぼせや動悸、イライラ、精神不安などを伴う耳鳴りの場合、便秘改善や気のめぐりを正常にして精神を安定させ耳鳴りを改善させる柴胡加竜骨牡蠣湯さいこかりゅうこつぼれいとうが適。みぞおちに動悸、上腹部に水音、めまいや難聴を伴う耳鳴りの場合、上腹部の水分代謝を改善させ、耳鳴りを治す苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとうや真武湯しんぶとうが適です。

奇穴紹介:十宣 じゅっせん

手の十指爪先の先端中央に取ります。主治として、昏迷、脳卒中、めまい、暑気あたり、熱病、のどの腫れ・痛み、小児のひきつけ、指先のシビレ・疼痛。効能として、熱を下げて、痙攣を止める。意識をはっきりさせて、脳の機能を回復する。