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月別アーカイブ: 2023年11月

実用・東洋医学R:膀胱炎8

「食養」膀胱炎を発症している場合は、生野菜や果物、餅・赤飯などのもち米類、ギンナンは尿の出を抑える作用ありNG。アズキやオオムギ、スイカは適。アズキは煮たものを食べるか煮汁を飲みましょう。砂糖を入れアンコにしてはNG。オオムギやスイカは熱を冷まし尿の出をよくする働きあり。ただし冷えると膀胱炎を起こしやすい場合は食べ過ぎに注意です。

漢方薬紹介:葛根湯 かっこんとう

主たる症状はかぜ、二日酔い、膀胱炎、花粉症、肩こり、五十肩、腱鞘炎、腰痛、ぎっくり腰、神経痛、お乳の出が悪い、頭痛、発熱、めまい、視力減退、歯周病です。

経穴:承扶 しょうふ

足の太陽膀胱経のツボで、臀部、殿溝の中点に取ります。筋:皮下に大殿筋、大腿二頭筋長頭。神経:筋枝は下殿神経、脛骨神経。皮枝は後大腿皮神経が分布。血管:皮下に下殿動脈が走行。

実用・東洋医学R:膀胱炎7

「ツボ紹介」膀胱炎には、下腿膝内側の陰陵泉いんりょうせん、腰下の膀胱兪ぼうこうゆ、おヘソ6指下の中極ちゅうきょくのツボを指圧で刺激しましょう。

漢方薬紹介:乙字湯 おつじとう

主たる症状は痔です。

経穴:会陽 えよう

足の太陽膀胱経のツボで、臀部、尾骨下端外方0.5指に取ります。筋:皮下に大殿筋。神経:筋枝は下殿神経。皮枝は会陰神経が分布。血管:皮下に下直腸動脈が走行。

実用・東洋医学R:膀胱炎6

「漢方薬」ごく初期には、葛根湯かっこんとうが適。口が渇き残尿感、排尿痛、血尿の場合、猪苓湯ちょれいとうが適。口の渇き残尿感があっても、排尿痛や血尿のない場合、五苓散ごれいさんが適。生理不順があり膀胱炎を起こしやすく、尿の濁りや排尿痛、残尿感がある場合、五淋散ごりんさんが適。再発防止には、八味丸はちみがん(お年寄りで足腰弱く夜間排尿の多い場合)、真武湯しんぶとう(手足冷たく下痢、冷えると膀胱炎を起こす場合)、清心蓮子飲せいしんれんしいん(冷え性、胃弱で疲れると再発する場合)、当帰芍薬散とうきしゃくやくさん(生理痛、生理不順、むくみなどあり膀胱炎を再発しやすい場合)などが適です。

漢方薬紹介:黄連解毒湯合十味敗毒湯

おうれんげどくとうごうじゅうみはいどくとう。主たる症状は花粉症です。

経穴:下りょう げりょう

足の太陽膀胱経のツボで、仙骨部、第4後仙骨孔に取ります。筋:皮下に腰背腱膜、仙棘筋。神経:筋枝は脊髄神経後枝。皮枝は中殿皮神経が分布。血管:皮下に外側仙骨動脈が走行。

実用・東洋医学R:膀胱炎5

「お手軽レシピ」炎症や血尿にアズキと長ネギのスープ。材料:アズキ1/4カップ、長ネギの白い部分1本、日本酒1カップ。作り方①長ネギをすりつぶしアズキと伴にフライパンに入れ弱火でじっくりからいりする。②ネギが色づいたらミキサーで粉末にする。③粉末を日本酒と伴に煮立てガーゼでこし、温かいうちに飲みましょう。