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日別アーカイブ: 2023年11月28日

実用・東洋医学R:膀胱炎6

「漢方薬」ごく初期には、葛根湯かっこんとうが適。口が渇き残尿感、排尿痛、血尿の場合、猪苓湯ちょれいとうが適。口の渇き残尿感があっても、排尿痛や血尿のない場合、五苓散ごれいさんが適。生理不順があり膀胱炎を起こしやすく、尿の濁りや排尿痛、残尿感がある場合、五淋散ごりんさんが適。再発防止には、八味丸はちみがん(お年寄りで足腰弱く夜間排尿の多い場合)、真武湯しんぶとう(手足冷たく下痢、冷えると膀胱炎を起こす場合)、清心蓮子飲せいしんれんしいん(冷え性、胃弱で疲れると再発する場合)、当帰芍薬散とうきしゃくやくさん(生理痛、生理不順、むくみなどあり膀胱炎を再発しやすい場合)などが適です。

漢方薬紹介:黄連解毒湯合十味敗毒湯

おうれんげどくとうごうじゅうみはいどくとう。主たる症状は花粉症です。

経穴:下りょう げりょう

足の太陽膀胱経のツボで、仙骨部、第4後仙骨孔に取ります。筋:皮下に腰背腱膜、仙棘筋。神経:筋枝は脊髄神経後枝。皮枝は中殿皮神経が分布。血管:皮下に外側仙骨動脈が走行。