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月別アーカイブ: 2023年8月

実用・東洋医学R:鼻水・鼻詰まり2

「夏は症状が改善する」汗をかかない時期は体に余分な水分が溜まりやすく、鼻炎を起こします。逆に夏時期は皮膚呼吸が盛んになり、鼻炎の原因となる水分が汗で体外に出ていく為、肺呼吸も楽になり、鼻水や鼻詰まりの症状が緩和されます。しかし、エアコンづけでは、発汗や皮膚呼吸が抑えられてしまうので、外出して適度に汗をかく生活を心掛けましょう。

生薬紹介:甘草 かんぞう

マメ科。効能は健胃、整腸、咳止め、去痰、鎮痛、鎮静です。

経穴:衝陽 しょうよう

足の陽明胃経のツボで、足背、第2中足骨を指先から触知してなぞり、又部際に取ります。足背動脈の拍動部に取ります。筋:皮下に長指伸筋腱、短母指伸筋腱。神経:筋枝は深腓骨神経、皮枝は浅腓骨神経が分布。血管:皮下に足背動脈が走行。

実用・東洋医学R:鼻水・鼻詰まり1

鼻水はかぜの初期や鼻炎で見られ、鼻詰まりはかぜの後期や花粉症、副鼻腔炎に現れる症状です。鼻水は鼻をかまなければならず、鼻詰まりは口で呼吸しなければならず、いずれも不快でやっかいです。鼻水や鼻詰まりの原因は、かぜの初期や鼻炎によるものと、アレルギー性や副鼻腔炎によるものの2つに分けられます。

生薬紹介:乾姜 かんきょう

ショウガ科。効能は吐き気止め、咳止め、下痢止め、冷え性、腹痛、腰痛です。

経穴:解渓 かいけい

足の陽明胃経のツボで、足関節前面、内くるぶしと外くるぶし間の中央凹み部に取ります。筋:皮下に長母指伸筋腱、長指伸筋腱。神経:筋枝は深腓骨神経、皮枝は浅腓骨神経が分布。血管:皮下に前脛骨動脈が走行。

実用・東洋医学R:のどの痛み7

「食養」のどの痛みには、ナシやダイコンが適。ナシは咳止めやのどの痛みに効き、ジュースで飲んだり、うがいをするだけでも効果あり。ダイコンはすりおろしたり、ダイコン湯、ダイコンの輪切りをハチミツなどで2~3日漬けてその汁を飲みましょう。他に、ギンナンやユリ根が適。逆に、アクの強いタケノコや山菜類、トウガラシ等の香辛料、カニ、エビはNGです。

生薬紹介:か楼根 かろこん

ウリ科。効能はのどの渇きです。

経穴:豊隆 ほうりゅう

足の陽明胃経のツボで、下腿前外側、前脛骨筋上の外側で、膝〜外くるぶし間の中央に取ります。筋:皮下に前脛骨筋、長指伸筋。神経:筋枝は深脛骨神経、皮枝は外側腓腹皮神経が分布。血管:皮下に前脛骨動脈が走行。

実用・東洋医学R:のどの痛み6

「ツボ紹介」のどかぜの場合、親指ツメ根元の少商しょうしょう、前腕内側の孔最こうさいにお灸です。のどの炎症を取り去ってくれます。また、耳の下からのどにかけて上→下に指先でマッサージも効果あり。咳を伴う場合、胸中央のだん中だんちゅうや幽門ゆうもんにお灸をします。呼吸器系を丈夫にし、胸部の不快感を除き、のどの痛みを解消します。