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日別アーカイブ: 2023年8月20日

実用・東洋医学R:かぜ6

「漢方薬」引き始めの頭痛、発熱、寒気、首・肩凝り、汗が出ない(実証タイプ)場合、発汗を促す作用の葛根湯かっこんとうが適。同様の症状+汗が出る(虚証タイプ)場合、気のめぐりをよくして体を温めて軽く発汗させ、のぼせを下げる効果の桂枝湯けいしとうが適。かぜの初期でくしゃみや鼻水、水っぽい痰が出る場合、水分代謝を改善する小青竜湯しょうせいりゅうとうが適。体力なく、熱出ず、強い寒気やだるさの場合、麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとうが適。何日も汗出やすく微熱ある場合、柴胡桂枝湯さいこけいしとうが適。かぜ続き食欲なく、舌に白いコケの場合、小柴胡湯しょうさいことうが適です。

生薬紹介:黄ごん おうごん

シソ科、効能:消炎、解熱、胃腸炎です。

経穴:髀関 ひかん

足の陽明胃経のツボで、大腿部、大転子と同じ高さで、縫工筋の外側に取ります。筋:皮下に縫工筋、大腿直筋、腿筋膜張筋。神経:筋枝は大腿神経、上殿神経、皮枝は外側大腿皮神経が分布。血管:皮下に外側大腿回旋動脈が走行。