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日別アーカイブ: 2022年11月4日

実用・東洋医学:むくみ5

「漢方薬」風寒の邪に侵され、寒けや発熱と伴にむくみがある場合、発汗を促し、むくみを取り去る麻黄湯まおうとうが適。湿邪によるむくみの場合、色白で皮膚に弾力なく、尿量少なく、冷え性で下半身がむくむタイプの人は、水分代謝を改善させる防已黄耆湯ぼういおうぎとうが適。尿の出が悪く、口が渇いてむくむのは、腎が弱っているタイプの人で、水分代謝を改善させる五苓散ごれいさんが適。冷え性で夜間よくトイレに行く人は、腎を丈夫にする八味丸はちみがんが適。太り過ぎでむくみのある場合、越婢加朮湯えっぴかじゅつとうや麻杏よく甘湯まきょうよくかんとうが適です。

ツボ紹介:人迎 じんげい

足の陽明胃経のツボで、前頸部の甲状軟骨上縁と胸鎖乳突筋前縁の交点に取ります。主治として、頭痛、ぜんそく、咽喉腫痛、頸部リンパ節結核、嚥下困難、高血圧症。効能として、胸のつかえを取り除き、ぜんそくを鎮める。体内の熱を冷まし、できものを解消する。