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日別アーカイブ: 2022年5月21日

実用・東洋医学:咳・痰5

「漢方薬」かぜによる咳や痰は小青竜湯しょうせいりゅうとう[水っぽい痰に効果]、麻杏甘石湯まきょうかんせきとう[かぜの後期で肺が熱を持ち、粘り気の痰に効果]。気管支が弱く咳や痰が出やすい場合は、柴朴湯さいぼくとう[咳を治しながら体質改善を図れる]。アレルギーによるものは、白虎湯合小青竜湯びゃっことうごうしょうせいりゅうとう[のどの粘膜が充血し、熱を持っていて、アレルギーに効果]。緊張すると、咳が出る場合は、夏厚朴湯げこうぼくとう[梅核気を取り去る、胃腸障害を伴う場合も効果]。ぜひご相談ください。

ツボ紹介:雲門 うんもん

手の太陰肺経のツボで、前胸部、鎖骨下窩のくぼみ、烏口突起の内側の所に取ります。主治として、咳嗽、ぜんそく、肩背痛、五十肩、上肢挙上不能。効能として、肺の気を下降させます。

トリガーゾーン治療:長橈側手根伸筋

長橈側手根伸筋を押してみて、下記症状と同じ関連痛が再現されたら、長橈側手根伸筋を治療する事で、下記症状の痛みを改善させます。A外側上顆の痛み、A前腕後面の痛み、D手背の痛み。【A>Dなので、それぞれ症状のAのものから治療優先の筋肉トリガーとなります。】〈参考〉長橈側手根伸筋:日常動作は、トンカチを打つ、フライパンを振る。竹刀を振り上げる。(起始)上腕骨の外側上顆稜、外側筋間中隔
(停止)第2中手骨底 橈側にある長い伸筋です。