オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2022年5月25日

実用・東洋医学:胃腸かぜ2

東洋医学では、細菌性かウイルス性かを特定するまでもなく、症状によって治療薬を選ぶので、「吐き下しする」場合と、「下痢だけ」の場合の二つに分けて考えます。「吐き下しする」場合、水を飲んだだけでも吐く症状が続き、吐き下しが同時に起こる場合、水分代謝を改善し、嘔吐を解消させる事で治していきます。嘔吐する時は、漢方薬も同時に吐く為、漢方薬を回数を重ねゆっくり服用します。ただし、吐いた方が楽な場合は、吐き気を止めずに、吐いてしまいましょう。

ツボ紹介:会宗 えそう

手の少陰三焦経のツボで、前腕の後面、手首の背側横紋から3〜4指上の中央小指側凹み際に取ります。主治として、難聴、てんかん、上肢麻痺、皮膚の痛み、腱鞘炎。効能として、耳の機能を改善する。鎮静にして痙攣を鎮めます。

トリガーゾーン治療:上後鋸筋

上後鋸筋を押してみて、下記症状と同じ関連痛が再現されたら、上後鋸筋を治療する事で、下記症状の痛みを改善させます。D内側上顆の痛み、D肘の痛み、G手背の痛み。【A>Gなので、それぞれ症状のAのものから治療優先の筋肉トリガーとなります。】〈参考〉上後鋸筋:日常動作は、日常生活、スポーツ動作全般においての呼吸サポート。(起始)項靭帯、第7頚椎〜第3胸椎の棘突起
(停止)第2〜5肋骨上縁。 紙のように薄い筋肉です。