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日別アーカイブ: 2022年6月13日

実用・東洋医学:食欲不振6

「漢方薬」胃腸が冷えるタイプには、胃腸を温める作用の人参湯にんじんとうが適。胃腸を温める他、胃腸の働きを活発にして、消化吸収作用を高める。また、下痢や吐き気にも有効です。胃下垂のタイプは、補中益気湯ほちゅうえっきとうが適。胃腸機能を強化し、免疫力を高め、内臓器官が下垂した際、引き上げ効果あり。体力増強にも役立ちます。胃に水分が溜まりやすい胃内停水の場合は、六君子湯りっくんしとうや、茯苓飲ぶくりょういんが適。胃腸の水分代謝を促進し、食欲不振、胃の不快感や吐き気を解消。茯苓飲は、乗り物酔いにも処方されます。

ツボ紹介:関元兪 かんげんゆ

足の太陽膀胱経のツボで、殿部、第5腰椎棘突起下縁と同じ高さで、脊柱より1.5指外側に取ります。両側の骨盤の少し下です。主治として、大小便不利、下痢、遺尿、糖尿病、性欲減退、おりもの、腰痛。効能として、元気を養い、補う。尿と便の排泄を改善します。

トリガーゾーン治療:ヒラメ筋

ヒラメ筋を押してみて、下記症状と同じ関連痛が再現されたら、ヒラメ筋を治療する事で、下記症状の痛みを改善させます。 記
Aかかとの痛み、B足関節の痛み、C下腿後面の痛み、E仙骨部の痛み、E膝後面の痛み、I殿部の痛み。【A>Iなので、それぞれ症状のAのものから治療優先の筋肉トリガーとなります。】〈参考〉ヒラメ筋:日常動作は、つま先立ち。身体が倒れない様に支える。走る。ジャンプ。(起始)腓骨の頭・頚・後面、脛骨のヒラメ筋腱弓を介してヒラメ筋線から。(停止)踵骨腱=アキレス腱を介して踵骨隆起まで。
腓腹筋の裏に隠れて下肢を支える働き。