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月別アーカイブ: 2022年7月

実用・東洋医学:痔3

瘀血による場合は、「足が冷えて頭がのぼせる」がある。イライラしやすい。青あざができやすい。女性では生理痛や生理不順があると、刺すような痛みがあり、昼間より夜間に悪化する傾向あり。多くの場合、便秘を伴います。瘀血を解消する事で、肛門付近の血行もよくなり、症状が改善されます。

ツボ紹介:けい脈 けいみゃく

手の少陽三焦経のツボで、頭部、耳後ろの乳様突起の中央辺りに取ります。突起端耳に沿って1〜2指上です。主治として、難聴、中耳炎、頭痛、小児のひきつけ、嘔吐、下痢。効能として、耳の聞こえをよくする。鎮静にして痙攣を鎮めます。

実用・東洋医学:痔2

便秘によるものは、大腸の働きが悪く、便秘を繰り返している人がなりやすい痔です。肛門周辺が腫れ上がって痛みがあり、ときには焼けるように熱く感じます。排便のたびに出血する。肛門周辺の炎症を鎮め、排便をスムーズにして治します。

ツボ紹介:京骨 けいこつ

足の太陽膀胱経のツボで、外くるぶしの下、足底の側面を小指方向に指で撫で、出っ張った骨の小指側の凹みに取ります。主治として、てんかん、頭痛、白内障、頭のふるえ、坐骨神経痛、足背痛、捻挫。効能として、内風を鎮め、精神疾患を回復する。筋を緩めて伸ばす。視力を回復します。

実用・東洋医学:痔1

痔は大きく分けていぼ痔の痔核、切れ痔の裂肛、おできにより膿が出る痔瘻の3種類です。痔核と裂肛の主な原因は便秘で、痔瘻は細菌による炎症です。東洋医学では、いずれの痔でも、原因別に分類して考えます。【便秘による場合、瘀血による場合、気が不足している場合の3分類です。】

ツボ紹介:迎香 げいこう

手の陽明大腸経のツボで、鼻の鼻翼のふくらみの外、凹み部に取ります。主治として、鼻詰まり、鼻出血、鼻炎、鼻ポリープ、歯痛、顔のゆがみや浮腫、顔面神経麻痺。効能として、風邪を追い出し、体内の熱を冷ます。鼻の機能を改善して、通りをよくします。

実用・東洋医学:便秘8

「食養」便の硬い便秘には、朝起きたら冷たい水をコップ一杯飲むと、便が出やすくなります。牛乳を飲むと更に効果的です。ヨーグルトやビフィズス菌が良いといわれますが、摂りすぎて便通は良くなっても腸内にガスが溜まりお腹が脹る人が多いです。食物では、食物繊維を多く含む玄米やゴボウ、ニンジン、サツマイモ、ヒジキ、コンニャクなどがお勧めです。食物繊維を多く摂ると便秘の解消や、腸内の有害物質、コレステロールの排出に役立ちます。お腹の脹りには注意してください。

ツボ紹介:経渠 けいきょ

手の太陰肺経のツボで、手首親指側、橈骨茎状突起の出っ張った骨と動脈との間で、手首のシワから1指上に取ります。主治として、咳嗽、ぜんそく、扁桃炎、のどの痛み、母指痛、手のひらのほてり。効能として、肺の気を巡らせ、せきを止め、ぜんそくを鎮めます。

実用・東洋医学:便秘7

「ツボ紹介」どのタイプの便秘でも、下腹部の内臓の働きを整える大横だいおう、緊張感を和らげる手首内側の神門しんもん、自律神経を整える頭頂部の百会ひゃくえに刺激を与えます。お灸が適しますが、ご相談くださいね☺️

ツボ紹介:金門 きんもん

足の太陽膀胱経のツボで、足の外くるぶしを指で下に撫で、出っ張った骨のくぼみに取ります。主治として、てんかん、小児のひきつけ、腰痛、下肢痛、足関節痛、骨端炎。効能として、経絡の通りをよくします。痙攣を止めて精神を安定させます。