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日別アーカイブ: 2022年7月6日

実用・東洋医学:嘔吐5

「漢方薬」二日酔いによる嘔吐には、胃の気を下げ、水分代謝を改善し、アルコールを血中から排出させる黄連解毒湯合五苓散おうれんげどくとうごうごれいさんが良く効きます。黄連解毒湯は、のぼせやほてり、むかつきなどを取り去る効能。五苓散は、体内の余分な水分を取り除く働きがあり、合わせた処方で、吐き気などの二日酔いの不快な症状を取り除きます。頭痛を伴い、突き上げるような吐き気がある時は、体も冷えがあり、呉茱萸湯ごしゅゆとうが効きます。体を温め、胃腸の緊張感を取り去り、嘔吐を改善させます。食べ過ぎや飲み過ぎなどで、みぞおちにつかえ感があり、嘔吐や下痢する吐き下しには、半夏瀉心湯はんげしゃしんとうが効きます。つわりによる吐き気2も適しています。

ツボ紹介:侠白 きょうはく

手の太陰肺経のツボで、上腕の前外側、脇の横紋の前端から4〜5指下で、上腕二頭筋の外側縁に取ります。主治として、咳嗽、胸痛、胸満、肩関節周囲炎、頸腕症候群。効能として、肺の機能を整え,上がった気を降ろす。胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善します。

トリガーゾーン治療:短母趾伸筋

短母趾伸筋を押してみて、下記症状と同じ関連痛が再現されたら、短母趾伸筋を治療する事で、下記症状の痛みを改善させます。 記
E足背の痛み。【A>Eなので、症状のAのものから治療優先の筋肉トリガーとなります。】〈参考〉短母趾伸筋:(起始)踵骨の足背面
(停止)第1趾の足背腱膜と基節骨底。