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日別アーカイブ: 2022年7月29日

実用・東洋医学:痔6

「漢方薬」便秘しやすく、便秘で便が硬くなると排便時、出血を繰り返す場合は、肛門周辺の炎症を鎮め、便を軟らかくする乙字湯おつじとうが適します。痔核や裂肛、痔瘻などオールマイティです。冷えのぼせ、生理痛や生理不順があって痔の症状が夜に悪化する場合には、瘀血を取り除く桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんが良いです。瘀血の症状と伴に便秘がある場合には、便秘を解消させる生薬の大黄だいおうを桃核承気湯とうかくじょうきとうを一緒に服用します。疲れやすい、汗をかきやすい、胃腸が弱い、脱肛しやすい場合は、胃腸を丈夫にして内臓を引き上げる働きのある補中益気湯ほちゅうえっきとうや、小建中湯しょうけんちゅうとうが適します。

ツボ紹介:下関 げかん

足の陽明胃経のツボで、耳の前、口を開けしめした際出来るくぼみに取ります。主治として、歯痛、顔面痛、難聴、中耳炎、顔面神経麻痺、下顎関節炎。効能として、耳の聞こえをよくする。腫れを抑えて、痛みを止めます。