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月別アーカイブ: 2025年8月

実用・東洋医学:不眠症3

②血けつによるもの。頭部に血が集まりやすく興奮すると眠れなくなるパターンです。瘀血があるとなりやすい傾向あり。血の流れを改善して不眠を治していきましょう。

任脈:鳩尾 きゅうび

上腹部、前正中線上で、胸骨体下端の下方1指に取ります。主治:てんかん、精神不安、皮膚の掻痒感、胸満、嘔吐、胃痛。

実用・東洋医学:不眠症2

①気によるもの。神経質で細かい事が気になる方の不眠症。不安感や取るに足りない事を気にして、イレギュラーが起こるたび、眠れなくなります。気を鎮めて解消させて治していきます。

任脈:巨闕 こけつ

上腹部、前正中線上で、おヘソの上方6指に取ります。主治:胸痛、咳嗽、動悸、精神不安、健忘、てんかん、胃痛。

実用・東洋医学:不眠症1

不眠には、寝つけない、眠り浅く夢を見る、目が覚めるとなかなか眠れない、朝早く目が覚めてしまう等。あるいは、実際は眠っていても寝たという満足感なく昼間の倦怠感となるケースもあり。不眠の原因は、①気によるもの、②血けつによるもの、③水すいによるものの3つに分けて考えていきましょう。

任脈:上脘 じょうかん

上腹部、前正中線上で、おヘソの上方5指に取ります。主治:腹脹、胃痛、嘔吐、食欲不振、便の異常、黄疸。

実用・東洋医学:寝汗をかく9

「食養」寝汗=虚弱体質の傾向あり。胃腸を丈夫にして体力を増強を目的に、ヤマイモや鶏肉、玄米、ゴマ、大豆などを摂りましょう。また、心しんの働きが弱る=寝汗な為、小麦の摂取も大切です。体の余分な熱を除き、のどの渇きを止めます。病中病後=寝汗には、もち米が適。内熱には、ダイコンやトウガン、生野菜が適です。

任脈:中脘 ちゅうかん

上腹部、前正中線上で、おヘソの上方4指に取ります。主治:胃痛、腹脹、嘔吐、つわり、不眠。

実用・東洋医学:寝汗をかく8

「ツボ」水分代謝が悪い場合は、おヘソ上の水分すいぶんを刺激して水分代謝を改善させます。虚弱体質の場合は、胃腸を丈夫にする膝下スネ部の足三里あしさんりに刺激。虚弱な人が喘息や気管支炎にかかった場合は、肩甲骨間部の身柱しんちゅうを刺激します。指圧刺激やお灸を活用しましょう。

任脈:建里 けんり

上腹部、前正中線上で、おヘソの上方3指に取ります。主治:胃痛、腹脹、嘔吐、食欲不振、浮腫。