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月別アーカイブ: 2022年7月

実用・東洋医学:便秘1

一定の短いサイクルで、ある程度の量の排便は、正常な通便です。二、三日に一度でも、不快感がなく規則的であれば便秘ではありません。それが、一週間以上間があいたり、便が出きらない、排便後に爽快感がない等は、便秘です。東洋医学では便秘をいくつかのタイプに分けています。

ツボ紹介:魚際 ぎょさい

手の太陰肺経のツボで、拇指球の第1中手骨中点の骨内側際に取ります。主治として、咳嗽、喀血、失声症、のどの痛み、母指痛、母指腱鞘炎。効能として、体内の熱を冷まし、血熱を冷まします。のどの機能を改善して、痛みを止めます。

実用・東洋医学:下痢7

「食養」下痢には、冷たいものや生野菜は避けましょう。梅干し❴強い抗菌作用と整腸作用で下痢を改善❵やヤマイモ❴滋養強壮に優れ、消化促進や下痢止めの効能❵、長ねぎ❴体を温め、下痢をしにくくさせる❵が適です。下痢には、牛乳やヨーグルト、繊維質の摂りすぎには注意しましょう。

ツボ紹介:曲鬢 きょくびん

足の少陽胆経のツボで、頭部のもみあげ後縁の垂線と耳尖端の水平線との交点に取ります。こめかみ付近です。主治として、頭痛、片頭痛、歯痛、頬の腫れ、上顎の腫れ、三叉神経痛。効能として、経絡の通りをよくして、痛みを止めます。

実用・東洋医学:下痢6

「ツボ紹介」冷えや水分代謝の悪さによる下痢は、お腹の温めがポイント。胃腸の湿熱を取り去るには、脾兪ひゆ、胃兪いゆを指圧しましょう。腰の筋肉ラインです。ストレスによる下痢には、足の陰陵泉いんりょうせんや太衝たいしょうのツボを指圧しましょう。

ツボ紹介:玉堂 ぎょくどう

任脈のツボで、前胸部の前正中線上、第3肋間と同じ高さに取ります。主治として、胸痛、咳嗽、ぜんそく、嘔吐、乳房腫痛。効能として、胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善して、せきを止めぜんそくを鎮める。

実用・東洋医学:下痢5

「漢方薬」お腹が冷えて痛み、水のような便が出る場合、腹部を温め、下痢を治す附子人参湯ぶしにんじんとうが適します。体や腸が冷えていないのに水のような便が出る人は、腸の水分代謝の悪さが原因と考えられ、のどが渇きやすく、水を飲みすぎる傾向があり、水分代謝を改善する五苓散ごれいさんが適します。脂っこいものを食べ過ぎると、胃に湿熱を持ちやすく、下痢は腹痛を伴い、肛門に熱感を覚えます。腸の炎症を鎮める黄連解毒湯おうれんげどくとうを処方します。神経質でイライラしたり、緊張やストレスを受けやすい人には、甘草瀉心湯かんぞうしゃしんとうを処方。下痢と便秘を繰り返す場合は、半夏瀉心湯はんげしゃしんとうが適します。

ツボ紹介:玉枕 ぎょくちん

足の太陽膀胱経のツボで、後頭部、外後頭隆起上縁と同じ高さで、後正中線の1.3指外側に取ります。主治として、寒け、頭痛、嘔吐、近視、眼痛、鼻づまり、後頭神経痛。効能として、寒邪を追い出し、体表の邪気を取り除く。視力を回復させる。

実用・東洋医学:下痢4

「お手軽レシピ」冷えやストレスによる下痢に、「ヤマイモ粥」材料:米1カップ、水10カップ、ヤマイモ100g、梅干し3個。①ヤマイモは皮むきして細かく刻む。②鍋に米と水10カップを入れ、八分通り煮えたところにヤマイモを加え、米が軟らかくなるまで炊く。③一椀に梅干し3個を加えて食します。

ツボ紹介:曲池 きょくち

手の陽明大腸経のツボで、肘の外側、肘窩横紋シワの端に取ります。主治として、熱病、咽喉腫痛、歯痛、目の充血・腫れ・痛み、皮膚病、マラリア、精神不安。効能として、経絡の通りをよくする。風邪を取り除き、かゆみを止める。体内の熱を冷まし、腫れを抑えます。