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日別アーカイブ: 2023年7月14日

実用・東洋医学:動悸7

「漢方薬2」みぞおちに動悸、めまい、息切れする場合、腹部の余分な水分を取り去り不安を解消して、動悸や息切れを治す苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとうが適。おヘソに動悸がして、ときにみぞおちまで突き上げる様な感じあり、落ち着きない場合、気分を落ち着かせる苓桂甘そう湯りょうけいかんそうとうや、甘麦大そう湯かんばくだいそうとうが適。精神不安が強い場合、桂枝加竜骨牡蠣湯けいしかりゅうこつぼれいとうが適です。

実用・東洋医学:動悸6

「漢方薬1」心臓で動悸、不安強く胸苦しさを感じる場合、胸〜のどにかけての苦しさ解消、動悸を治す柴朴湯さいぼくとうが適。柴朴湯は上半身の緊張を緩める小柴胡湯しょうさいことうと、精神不安を鎮める半夏厚朴湯はんげこうぼくとうを合わせた処方です。不整脈、心臓神経症にも有効です。のぼせを伴うものには加味逍遥散かみしょうようさんが適です。

経穴:肩ぐう けんぐう

手の陽明大腸経のツボで、肩周囲部、肩関節を90°外転の際、肩峰前後の2つのくぼみの前に取ります。筋:皮下に三角筋。神経:筋枝は腋窩神経、皮下は鎖骨上神経が分布。血管:皮下に胸肩峰動脈が走行。