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実用・東洋医学:膝の痛み2

「肥満による場合」歩くには、膝に体重の4倍、階段を昇るのに7倍もの負荷がかかります。太っている人ほど膝を痛めやすくなります。特に、水太りタイプは要注意で、水分代謝を促して肥満解消で痛みを改善させます。「水分代謝が悪い場合」湿度が高いと、湿気を吸った筋肉や靭帯が縮んで動かし辛く、痛みが出ます。梅雨や秋の長雨時期に悪化しやすく、水分代謝を改善させて治します。「冷えによる場合」冷えたり、気温が激しく上下したりで、膝筋肉が縮まったり、収縮率の変動で痛みが出ます。患部を温めて、症状を改善させます。

ツボ紹介:中封 ちゅうほう

足の厥陰肝経のツボで、内くるぶしの前くぼみに取ります。主治として、神経症、鼠径部痛、陰茎痛、遺精、小便不利、黄疸、腰痛、足の冷え。効能として、肝気のうっ滞を改善し、脾の機能を高める。気のめぐりを改善し、下腹部の痛みを取る。

実用・東洋医学:膝の痛み1

膝関節の骨表面は、クッションとなる軟骨でおおわれています。この軟骨も関節包という袋状の膜に包まれ、関節包の中には、関節の潤滑油の役割を果たす関節液で満たされています。膝の酷使や老化などで、軟骨の弾力性がなくなったり、関節包の組織が弱ったりすると、痛みます。膝の痛み部位は5つに分けられます。膝皿の両側のくぼみ、皿の上、膝の裏側、膝外側(小指側)、膝内側(親指側)です。この中でももっとも治し辛いのが、膝内側(親指側)です。膝の痛みは、肥満などによる場合、水分代謝が悪い場合、冷えによる場合の3つに分けて考えます。

ツボ紹介:中府 ちゅうふ

手の太陰肺経のツボで、前胸部、鎖骨下窩の外側に取ります。主治として、感冒、咳嗽、ぜんそく、肩背痛。効能として、肺の気を下降させる。胃の気を下降させ、機能を改善する。

実用・東洋医学:腰痛・ギックリ腰7

「食養」冷えると悪化する場合、体を温める食物のクローブ、ウイキョウ、サンショウの実などの香辛料を使った料理が適。逆に生野菜やサラダ、刺身などは体を冷やすのでNGです。湿度が高いと悪化する場合、尿の出をよくして、水分代謝を促すハトムギやアズキが適。高齢が原因の場合、黒豆が適。炒った黒豆を清酒に漬けて作る黒豆酒がお勧めです。黒豆には、腎を補う作用の他、利尿作用、鎮痛作用もあり、腎の気が不足して腰痛になった人にお勧めです。

ツボ紹介:中瀆 ちゅうとく

足の少陽胆経のツボで、大腿部外側、腸脛靭帯の後方で、膝〜股関節間中点の少し下に取ります。主治として、側胸痛、腰痛、下肢麻痺・痛み・シビレ。効能として、経絡の気の流れをよくする。寒邪を追い出し、余分な水分を排出する。

実用・東洋医学:腰痛・ギックリ腰6

「ツボ紹介」下腿内側の陰陵泉いんりょうせん(冷えると痛む腰痛に)、太渓たいけい(足腰の弱いタイプの腰痛に)、後ろ側の承山しょうざん(下半身に汗をかきやすい腰痛に)に灸をしましょう。マッサージでもみほぐしも有効です。

ツボ紹介:中都 ちゅうと

足の厥陰肝経のツボで、下腿すねの内側、脛骨内側面の中央で、内くるぶし〜膝間中点の0.5指下に取ります。主治として、月経不調、子宮出血、おりもの、神経症、下腹部痛、鼠径部痛。効能として、肝気のうっ滞を改善し、気のめぐりを改善する。月経を調整して、痛みを止める。

実用・東洋医学:腰痛・ギックリ腰5

「漢方薬」ギックリ腰の場合、発汗させて、腰の筋肉の緊張を緩める葛根湯かっこんとうや麻黄湯まおうとうが適。慢性腰痛で、冷えにより悪化して、腰が冷たい場合、患部を温め、筋肉のシビレや痛みを取り去る桂枝加朮附湯けいしかじゅつぶとうが適。慢性腰痛+湿度が高くなると悪化して、手足が重だるい場合、水分代謝を活発にして、筋肉の動きを回復させる麻杏よく甘湯まきょうよくかんとうが適。更に水分代謝が悪く、手足に常に汗をかく場合、体を温め利尿を促し、湿邪を除き、腰痛を治す防已黄耆湯加附子ぼういおうぎとうかぶしが適。高齢で、夜間尿多く足腰弱っている場合、腎の気を補い足腰強化する八味丸はちみがんが適です。

ツボ紹介:中庭 ちゅうてい

任脈のツボで、前胸部中央、胸骨体下端の中点に取ります。胸痛、ぜんそく、心痛、嘔吐、胃酸過多。効能として、胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善する。気を下降させて、嘔吐を止める。