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月別アーカイブ: 2022年9月

実用・東洋医学:肥満1

同じものを食べても、太る人もいれば、太らない人もいます。東洋医学では、こうした体質の違いを考えながら無理なく肥満を解消させるのに大変有効です。肥満は体質別に、気が関係するもの、血が関係するもの、水が関係するものに分けて考えます。気が関係するもの:ストレスがあると食べてしまうタイプです。胃腸が弱いとカロリーを吸収する前に胃腸を壊してしまうので太りにくいのですが、胃腸が丈夫な場合は太ります。このような人が無理に食事量を減らすと、ストレスのはけ口がなくなってかえってよくないです。先ずは量を減らさずにダイコンやコンニャクのようなカロリーの低いもので満腹感を得られる様にして、ストレスを解消させる事を目的にして治していきます。

ツボ紹介:周栄 しゅうえい

足の太陰脾経のツボで、前胸部の第2肋間、前正中線から6〜8指外側に取ります。くぼみ部分です。主治として、咳嗽、ぜんそく、胸痛、胸脇痛。効能として、胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善する。上がった気を下降させて、せきを止める。

自律神経の乱れに関して31

脳内ホルモンの一部は、自律神経の神経細胞間の伝達に使われています。また、それ以外のホルモンも、自律神経の働きと連動して分泌されたり、その作用を引き継ぐ形で働いたりしています。自律神経の総司令部は、脳の間脳にある視床下部ですが、ホルモンの総司令部でもあります。また、免疫系の中枢も同じく視床下部です。総司令部が同じ為、自律神経とホルモンはどちらかが不安定になると、他方にも影響しやすくなる為、双方安定させる生活を心掛けましょう。

実用・東洋医学:花粉症7

「食養」症状が鼻にくる人は、長ネギ、ショウガ、クズ、ハッカ。気管支にくる人は、シソ、ギンナン、ユリ根。目にくる人は、菊花、クコが適。花粉症などアレルギー症状の方は、血を汚す食物や刺激の強い香辛料はNGです。目や鼻、のどの炎症を悪化させてしまいます。鼻にくる人はチョコレートやココア、チーズ、魚卵類など、気管支にくる人はもち米、カニ、唐辛子、ワサビ、カレーなど、目にくる人はショウガやニンニク、唐辛子、チョコレート、もち米、ミョウガなどを避けましょう。全般的に甘味(洋菓子、和菓子問わず黒砂糖やハチミツ)や辛味は粘膜を充血させやすいのでNGです。

ツボ紹介:尺沢 しゃくたく

手の太陰肺経のツボで、肘の前面、シワ状中央筋肉腱の外側くぼみに取ります。主治として、咳嗽、ぜんそく、喀血、嘔吐、咽喉の腫れ痛み。効能として、肺の気のめぐりを改善する。陰液を補い、肺を潤す。上がった気を降ろし、嘔吐を止める。

自律神経の乱れに関して30

「自律神経と密接に関わるホルモン」自律神経と協力して心身をコントロールしているのが、内分泌系のホルモンです。どちらも状況に応じて体内環境を調整していますが、自律神経が素早く働くのに対し、ホルモンは血液にのって運ばれ、目的の部位に到達して作用する為、ゆっくり働きます。ホルモンは、全身の臓器から出るものと、神経伝達に使われる脳内ホルモン=神経伝達物質があります。両方とも自律神経と関連しています。

実用・東洋医学:花粉症6

「ツボ紹介」鼻にくる場合、前頭部の上星じょうせいを指圧すると、鼻の不快感が改善されます。気管支にくる場合は、上背部の身柱しんちゅうを指圧して肺や気管支の症状を改善。目の場合は、手の甲の合谷ごうこくの指圧で、顔や頭に現れる症状を改善します。

ツボ紹介:耳門 じもん

手の少陽三焦経のツボで、耳の耳珠じじゅ(耳の穴の前にあるでっぱり)の上部くぼみに取ります。くぼみは、下顎骨の関節突起です。主治として、耳鳴り、難聴、中耳炎、耳痛、歯痛。効能として、耳の聞こえをよくする。腫れを抑え、痛みを止める。

実用・東洋医学:花粉症5

「漢方薬」寒けがあって咳が出る場合、小青竜湯しょうせいりゅうとうが適。同様の症状で寒けが強い場合は、体を温め、鼻水・咳を治す麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとうが適。目を取り出して洗いたい程目がかゆい場合、体が熱っぽい感じも伴い、炎症作用のある黄連解毒湯おうれんげどくとうと、アレルギー症状を治す十味敗毒湯じゅうみはいどくとうを合わせた黄連解毒湯合十味敗毒湯おうれんげどくとうごうじゅうみはいどくとうが適。涙目がひどい場合は、水分代謝を改善する小青竜湯しょうせいりゅうとうが適。

実用・東洋医学:花粉症4

「漢方薬」くしゃみ、鼻水が止まらず、寒けがする場合、鼻粘膜の炎症を取り去る葛根湯加川きゅう辛夷かっこんとうかせんきゅうしんいが適。頭痛や肩こりを伴う場合にもよい処方です。小青竜湯しょうせいりゅうとうも良いです。同様の症状に鼻のかゆみを伴う場合は、鼻の症状を治す葛根湯かっけんとうとアレルギー症状を改善させる十味敗毒湯じゅうみはいどくとうを合わせた葛根湯合十味敗毒湯かっこんとうごうじゅうみはいどくとうが適。