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日別アーカイブ: 2022年9月8日

自律神経の乱れに関して14

自律神経が乱れる大きな原因として、ストレスやライフステージとの関係の他に、特に近年「災害不調」があります。地震や水害、新型コロナウィルス感染などさまざまな災害によるストレスで、自律神経のバランスが乱れる事で起こる不安やめまい、動悸、過呼吸、不眠、うつなどの状態をいいます。広い意味ではストレスによる自律神経失調症ですが、災害の影響による不調である事を明確にする事で、原因を把握しやすく、明確な対処もしやすくなります。特にコロナ禍では「コロナうつ」と呼ばれる精神症状を訴える方が急増。体験の他、テレビなどで映像を見るだけでも災害不調を起こします。早めの対処が必要です。

実用・東洋医学:糖尿病2

「上消の時期」糖尿病の初期で、ほとんど症状はありません。多少口が渇き、水をよく飲み、トイレの回数がやや多いといった程度です。食欲は普通。水分代謝を改善して、体液を増し、口の渇きを止める事を目的に治療します。「中消の時期」糖尿病が進行している時期で、食欲旺盛、体は逆に痩せます。尿は泡立ち、果物の腐ったような臭いです。口の渇きが甚だしく、昼間尿の回数多く、便秘しやすい傾向。ただし、体の冷えなく、夜間のトイレの回数も多くない。激しい口の渇きを止める事を目的に治療します。

ツボ紹介:三陰交 さんいんこう

足の太陰脾経のツボで、すねの内側、脛骨内縁の後ろ側で、内くるぶしから手のひら分上に取ります。主治として、月経不調、閉経、難産、子宮下垂、おりもの、勃起不全、陰茎痛、下痢、不眠、湿疹、浮腫、冷え性。効能として、脾の機能を高め、余分な水分を出す。肝と腎を滋養する。月経を調整し、おりものを止める。