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月別アーカイブ: 2025年10月

手の陽明大腸経:曲池 きょくち

肘外側、肘を曲げた際出来たシワ外側凹みに取ります。主治:咽頭部痛、下歯痛、目の充血、腹痛、下痢、眼痛、熱病。

実用・東洋医学:五十肩7

「食養」生モノや冷たい飲み物、モチゴメやギンナンなど、体を冷やしたり水分代謝を悪化させるものはNGです。体を温め血行をよくするクズやシナモン、ショウガ、長ネギが適。肩や腕に毛細血管が浮かび上がる瘀血には、ベニバナやサフランが適です。湿度が高いと悪化する場合には、体の中の水分代謝を促進させるアズキやハトムギが適です。

手の陽明大腸経:手三里 てさんり

前腕後外側、タバコ窩〜肘外側間線上で肘側下2指に取ります。主治:下歯痛、眼痛、下痢、腹痛、頬の痛み。

実用・東洋医学:五十肩6

「ツボ」肩部の肩井けんせいにお灸や指圧刺激が効果的です。また、背中部全般のマッサージ刺激もよいでしょう。五十肩は痛む場所が移動します。痛む場所には刺激せず、左右反対側の場所を指圧刺激するのも適です。

手の陽明大腸経:上廉 じょうれん

前腕後外側、タバコ窩〜肘外側間線上で、4等分した肘側の1/4に取ります。主治:頭痛、腹痛、上肢のだるさ、下痢、めまい。

実用・東洋医学:五十肩5

「漢方薬」肩こりで痛む場合には、首や肩、背中の緊張を緩める葛根湯かっこんとうが適。湿度が高いと症状悪化する場合には、水分代謝を活発にして筋肉の動きを回復させる麻杏よくかん湯まきょうよくかんとうが適。痛みと伴に強い冷えには、桂枝加朮附湯けいしかじゅつぶとうが適。また、肩から腕にかけて毛細血管が浮かび上がる場合には、瘀血を解消して血行をよくする桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんを併用すると効果的です。

手の陽明大腸経:下廉 げれん

前腕後外側、タバコ窩〜肘外側間線上の3等分して肘側1/3に取ります。主治:頭痛、眼痛、めまい、腹痛、下痢、乳腺炎、上肢のだるさ、腱鞘炎。

実用・東洋医学:五十肩4

「養生」痛み防止や回復に就寝法と軽い運動。痛む方の腕を大きな腹巻きや帯などで軽く巻いて固定する事がポイントです。肩固定と患部の冷え防止を兼ねてタオルを入れて寝るのも適です。痛い腕を上げられるところまででよいので毎日続けて運動しましょう。

手の陽明大腸経:温溜 おんる

前腕後外側、タバコ窩〜肘外側間線上の中点から1指下に取ります。主治:咽頭部痛、頭痛、腹痛、顔面浮腫、下歯痛、上肢痛、下痢。

実用・東洋医学:五十肩3

治療は発症から1ヶ月以内であれば1〜2ヶ月で治る事も少なくありません。なにも対処していない場合は半年〜2年程度かかります。局所が痛い時期は治療効果が出づらいです。患部を温めても冷やしても症状を悪化させます。また、痛みがあってもなるべく動かしましょう。