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月別アーカイブ: 2023年1月

実用・東洋医学:腰痛・ギックリ腰3

「ギックリ腰」は、重いものを持ち上げたり、急に腰を伸ばして腰に激しい痛みが走る疾患です。運動不足などで、筋肉が柔軟性を失っているときに起こします。最初の2~3日は、サラシなどを巻いて腰を固定する程度に留めます。あわてて指圧をしたり、湿布で患部を温めたり、冷やしたりしてはいけません。✱患部が熱をもっていたら、冷やすのは良いと思います。

ツボ紹介:中枢 ちゅうすう

督脈のツボで、上背部、両肩甲骨下角と脊柱の交点が第7胸椎棘突起です。その3つ下の第10胸椎棘突起の下くぼみに取ります。主治として、腹部膨満感、食欲不振、発熱、パーキンソン病、腰痛、脊柱痛、背部痛。効能として、脾の機能を高め、体内の余分な水分を排出する。体内の熱を冷まし、痛みを止める。

実用・東洋医学:腰痛・ギックリ腰2

「寒さによる場合」寒さや冷えは腰の筋肉の血行を悪化させ、シビレや痛みの原因。患部や体を温めて、筋肉や関節の痛みを鎮めます。「湿度による場合」梅雨や秋の長雨など湿度の高い時期は、筋肉が余分な水分の影響で縮み、シビレや痛みを起こします。体全体が重だるく、トイレ回数も減ります。余分な水分の排泄を促し、腰痛を改善させましょう。「腎の気が不足している場合」高齢による足腰の弱りなどで腰痛となります。腎臓や生殖器を司る腎の気が不足してくる為です。腎の気を補い、足腰を丈夫にして改善させます。

ツボ紹介:中衝 ちゅうしょう

手の厥陰心包経のツボで、手の中指、先端中央に取ります。主治として、脳卒中後遺症、熱中症、夜泣き、心痛、レイノー病。効能として、熱邪を取り除き、心熱を取り除く。脳の機能を正常にして、意識をはっきりさせる。

実用・東洋医学:腰痛・ギックリ腰1

重い頭や上半身を支える腰椎はどんな動作をするにしても要となる大事な部位です。その腰椎を支える筋肉の負担は大きく、疲労が重なったり、高齢等で腰痛を起こします。腰痛の原因は、寒さによる場合、湿度がからむ場合、高齢で腎の気が不足してきた場合の3つに分けて考えます。更に、初期と慢性期でも治療方法が異なります。

ツボ紹介:中渚 ちゅうしょ

手の少陽三焦経のツボで、手の甲側、第4指と第5指の間の又から出っ張った骨間を手首側に越えた際くぼみに取ります。主治として、頭痛、めまい、目の充血・痛み、難聴、のどの痛み、肩背痛、尺骨神経麻痺。効能として、体内の熱を冷まし、のどの機能を改善する。耳の聞こえをよくする。視力を回復する。

実用・東洋医学:指・手首の痛み7

「食養」冷えると悪化したり、手が冷たい場合、体を温め作用のあるショウガやサンショウを摂ります。ショウガをすりおろし、お湯で溶き、ハチミツや紅茶で飲みます。サンショウは、米1カップと水10カップを鍋に入れ1時間炊き、サンショウの実5~7粒程加え、もう30分炊き、塩で味付けしてシンショウ粥の出来上がり。体表の水分代謝が悪く、湿度が高いと悪化する場合、利尿作用と消炎作用のあるハトムギやアズキを摂ります。ハトムギとアズキ各大さじ1を3カップの水で半分になるまで煮詰め、煮汁をお茶代わりに飲みましょう。

ツボ紹介:中極 ちゅうきょく

任脈のツボで、おヘソの4~5指下に取ります。主治として、遺精、勃起不全、遺尿、排尿障害、月経不調、不妊症、陰部掻痒、おりもの。効能として、尿の出をよくする。腎を温めて、陽気を補う。月経を調整して、おりものを止める。

実用・東洋医学:指・手首の痛み6

「ツボ紹介」押すと痛みやシコリを感じるツボで、経絡経穴の決まっていない位置のツボを総称して阿是穴あぜけつといいます。痛む指や手首は揉まずに痛みを感じる腕をマッサージしてみて下さい。必ず反対側の腕もマッサージします。こちらは、痛む指や手首を揉んでもOKです。

ツボ紹介:中かん ちゅうかん

任脈のツボで、上腹部、おヘソの4~5指上に取ります。主治として、胃痛、腹脹、嘔吐、つわり、下痢、胸やけ、糖尿病、心悸亢進、精神不安、てんかん。効能として、脾を回復させ、胃の機能を改善する。腑気を通じさせる。