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月別アーカイブ: 2022年10月

実用・東洋医学:疲労しやすい5

「ツボ紹介」腰部の脾兪ひゆ、胃兪いゆ、ひざ下すねの足三里あしさんりに灸をします。いずれも胃腸を丈夫にするツボです。胃腸の機能を高めて栄養吸収を助け、疲れやすい体質を改善する事を目的で、虚弱体質や病後で疲労しやすい場合にも効果があります。

ツボ紹介:上星 じょうせい

督脈のツボで、頭部、前髪際から上に1指で、前正中線上に取ります。主治として、精神不安、マラリア、熱病、頭痛、眼痛、鼻詰まり、鼻炎、副鼻腔炎、鼻出血。効能として、精神を安定させ、内風を鎮める。体内の熱を冷まし、鼻を通す。

自律神経の乱れに関して52

「災害不調タイプ」の対策は、「原始人の生活」に近づけるのがポイントです。情報を遮断しましょう。朝は、日の出と伴に起き、夜は日の入りと伴に休息して早く寝ましょう。自分なりの安眠術を探す事も大切です。これにより、自律神経の本来のリズムを取り戻す事が出来、不安や恐怖から少しずつ距離を置ける様になります。

実用・東洋医学:疲労しやすい4

「漢方薬」胃腸が弱って体が疲れやすくなると、寝汗や食欲低下する場合、内臓の下垂を引き上げる働きもある、補中益気湯ほちゅうえっきとうが適。虚弱体質や病後の場合、体は痩せ、疲れ取れず、貧血気味となります。強壮や造血作用のある十全大補湯じゅうぜんたいほとうが適。同様の症状+下痢する場合、胃腸の冷えも改善させる人参養栄湯にんじんようえいとうが適。疲労で朝起きられず、いくら寝ても疲れが取れづらい場合、滋養強壮作用のある小建中湯しょうけんちゅうとうが適。

ツボ紹介:少商 しょうしょう

手の太陰肺経のツボで、親指爪の外側、根元隅際に取ります。主治として、せき、ぜんそく、のどの腫れ、鼻血、熱中症、嘔吐、熱病、小児のひきつけ、手指の痙攣。効能として、体内の熱を冷まし、のどの機能を改善する。意識をはっきりさせて脳の機能を回復する。痙攣をほぐし、鎮める。

自律神経の乱れに関して51

「災害不調タイプ」の特徴は、災害情報に触れただけでも体調不良。もともと地震大国であるうえ、近年は水害にも多く見舞われている日本。そこにコロナ禍も加わり、災害関連のニュースがあふれています。災害関連情報などで、不安や恐怖から自律神経が不安定になるケースです。不安感やうつ状態に陥る。さまざまな恐怖症になりやすい。元からある病気や症状が悪化。何もしていないのに疲れる。動悸や過呼吸が起こりやすい。過食と食欲不振に二分される。などです。

実用・東洋医学:疲労しやすい3

長期の強い疲労感は要注意=「慢性疲労症候群」一般的な慢性疲労とは異なり、慢性疲労症候群は、普通に生活していた人が突然、倦怠感や脱力感と伴に、微熱や関節痛、抑うつ感などに襲われ、それが長期間半年以上続くものです。重度になると起き上がれない程です。この病気は原因不明で、治療法は分かりません。しかし、疲労やストレスの蓄積が症状を悪化させている事は、慢性疲労も慢性疲労症候群も同じです。普段から疲労やストレスを溜めない事がポイントです。

ツボ紹介:承漿 しょうしょう

任脈のツボで、くちびる下のアゴ中央上、くぼみに取ります。主治として、下歯痛、歯肉炎、顔面神経麻痺、顔面浮腫、糖尿病。効能として、津を生じ、液を抑える。筋を緩めて伸ばし、経絡の通りをよくする。

自律神経の乱れに関して50

「天気・気候タイプ」の対策は、意識的に自律神経が整う工夫を。睡眠の質を上げる事が一番です。①寝る前のコーヒー、アルコール、スマホは避ける。②ぬるめのお風呂で眠りを促す。③漢方薬も活用しましょう。内耳の血行改善や自律神経を整える漢方薬:半夏白朮天麻湯はんげびゃくじゅつてんまとう、柴苓湯さいれいとう、五苓散ごれいさん=体内の水のめぐりをよくして、内耳のむくみも改善。抑肝散よくかんさん=イライラ、不安感で眠れないとき、気持ちをリラックス。当帰四逆加呉茱萸生姜湯とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう=体内の冷えを改善します。

実用・東洋医学:疲労しやすい2

「胃腸の働きが弱い場合」胃腸の弱い人は、体質的に胃下垂が多く、冷えや疲労、ストレスなどで下痢をします。顔は青白く朝起きづらく、疲労を訴えます。胃腸が弱いタイプの人は、胃腸の水分代謝も悪く、余分な水が溜まる胃内停水や下痢を起こしやすい。食欲不振や消化不良で疲れやすい。胃下垂や胃の中の水分代謝を改善させて治します。「虚弱体質や病後によくみられる場合」このタイプは、栄養状態が低下していて、体の中の気や血が不足。疲労感と伴に、息切れや不眠、めまい、貧血などを伴います。栄養状態をよくして、気や血を補い、疲れにくい体へと改善していきます。