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日別アーカイブ: 2022年8月12日

実用・東洋医学:トイレが近い4

「漢方薬」冷え性で、特に下半身が冷えてトイレの往復には、苓姜朮甘湯りょうきょうじゅつかんとうです。尿の質は、透明で、たくさん出るのが特徴です。高齢者の方で、夜間尿の腎虚タイプには、腎を丈夫にする八味丸はちみがんを処方します。トイレに行く回数の多さ+排尿痛や残尿感を伴う場合には、膀胱の炎症を鎮める猪苓湯ちょれいとうや、五苓散ごれいさんが適。トイレに行く回数が多く、のどの渇きで水をよく飲みたがる場合には、白虎湯びゃっことう。このような症状は糖尿病でよく見られ、白虎湯は糖尿病を治す処方としても用いられます。

ツボ紹介:肩貞 けんてい

手の太陽小腸経のツボで、肩関節の後下方、後ろ脇際(腋窩横紋後端)から上方1指に取ります。主治として、耳鳴り、難聴、甲状腺腫瘍、肩関節周囲炎、上腕神経痛。効能として、体内の熱を冷まし、耳の聞こえをよくする。痰を除き、腫れを抑える。経絡の通りをよくして、痛みを止めます。