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月別アーカイブ: 2023年4月

実用・東洋医学:頭痛3

「瘀血で起こる場合」瘀血で血のめぐりが悪くなると、脳血管性の頭痛が起こりやすいです。足が冷え頭がのぼせたり、婦人科系の弱い女性が生理時に起こしやすく、同じ場所の頭痛が刺すように痛みます。また、昼より夜間に悪化しやすく、冷やしても改善しません。血行をよくして、頭痛を取り去ります。

ツボ紹介:陽交 ようこう

足の少陽胆経のツボで、下腿外側、腓骨の後ろで、外くるぶし〜膝間中央の1指下に取ります。主治として、精神不安、手足のひきつけ、顔面浮腫、胸脇脹痛、腓骨神経痛、下肢痛。効能として、肝気のうっ滞を改善して、気のめぐりを改善する。心を穏やかにして、精神を安定させる。

実用・東洋医学:頭痛2

「外的要因による場合」風邪にしろムチ打ち症にしろ、発汗によって首や肩の緊張を緩めて治します。「体の冷えによる場合」体が冷えると、寒邪が体の上部にのぼり、頭痛となって現れます。慢性的に突き上げるような激しい痛みがあり、発作的に吐き気を伴うこともよくあります。体を温め、胃腸の働きをよくし、胃腸の緊張を取り除いて、頭痛を治します。

ツボ紹介:陽綱 ようこう

足の太陽膀胱経のツボで、上背部、両方の肩甲骨下角と脊柱の交点が第7胸椎棘突起です。その3つ下の第10胸椎棘突起の下縁から3指外側に取ります。主治として、腹痛、下痢、消化不良、黄疸、糖尿病、肋間神経痛。効能として、肝気のうっ滞を改善して、胆の機能を改善する。脾の機能を高め、体内の余分な水分を排出する。

実用・東洋医学:頭痛1

頭痛は、脳腫瘍等こわいので、先ずは専門医に受診。また、風邪などの急性病で起こる頭痛も専門医に受診。他、病気でない頭痛は、風邪やムチ打ちなどの外的要因による場合、体の冷えで起こる場合、瘀血によって起こる場合、水分代謝が悪い為、起こる場合の4つに分けて考えます。

ツボ紹介:陽渓 ようけい

手の陽明大腸経のツボで、手関節の後外側、親指を手首の方に撫で上げた際、手首のくぼみに取ります。主治として、頭痛、耳鳴り、咽喉腫痛、歯痛、目の充血、精神不安、手関節痛、腱鞘炎。効能として、体内の熱を冷まし、精神を安定させる。視力を回復する。のどの機能を改善する。

実用・東洋医学:ホットフラッシュ・多汗7

「食養」ホットフラッシュはのぼせと伴に起こる為、チョコレートや唐辛子、血を汚す作用のあるアクの強い山菜やタケノコ、カニ、エビはNGです。頭にのぼった気を下げて、のぼせを解消させる食べ物は、カルシウムを多く含むシジミやアサリ、シナモンです。精神不安で、緊張すると汗をよくかく場合には、小麦❴体の熱を取り去る働きあり。精神不安定の多汗に効果あり❵やナツメ❴精神不安による不眠を治す働きあり❵が適です。

ツボ紹介:兪府 ゆふ

足の少陰腎経のツボで、前胸部、鎖骨の下縁で、正中線から2指外側に取ります。主治として、咳嗽、ぜんそく、胸痛、嘔吐、食欲不振。効能として、せきを止め、ぜんそくを鎮める。上がった気を下降させ、嘔吐を止める。

実用・東洋医学:ホットフラッシュ・多汗6

「ツボ紹介」頭頂の百会ひゃくえ→足裏の湧泉ゆうせんの順でお灸をします。お灸は皮膚が熱さを感じるまで続けます。湧泉の方にお灸を多くすえると、さらに効果があります。

ツボ紹介:幽門 ゆうもん

足の少陰腎経のツボで、おヘソから6指上で、0.5指外側に取ります。主治として、下痢、嘔吐、上腹脹痛、健忘。効能として、脾の機能を高め、胃の機能を改善する。上がった気を下降させ、嘔吐を止める。