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日別アーカイブ: 2023年4月19日

実用・東洋医学:頭痛6

「漢方薬」外的要因の場合は、葛根湯かっこんとうで発汗させましょう。体が冷えると発作的に激しい頭痛の場合は、体を温め、胃腸を温めてうっ滞を取り除き、頭痛を治す呉茱萸湯ごしゅゆとうが適で、吐き気を伴う場合にも効果あり。冷え性で生理時に頭痛の場合、瘀血を治し、脳の血行を改善させる当帰芍薬散とうきしゃくやくさんが適で、貧血や肩こり、疲労感など伴う場合も有効です。冷えのぼせや肩こり、めまいなどを伴う場合、瘀血を解消して頭痛を治す桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんが適で、イライラなどの精神不安を伴う場合にも有効です。腹部が冷え、みぞおちに動悸、胃に水音を感じる場合、水分代謝が悪く、痰があると考えます。痰を除く作用の半夏白朮天麻湯はんげびゃくじゅつてんまとうが適です。

ツボ紹介:陽池 ようち

手の少陰三焦経のツボで、手関節の後面でシワ上、薬指と小指の間の延長線交点に取ります。主治として、難聴、ドライマウス、のどの痛み、マラリア、糖尿病、肩背部痛、関節リウマチ。効能として、のどの機能を改善する。耳の聞こえをよくする。