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日別アーカイブ: 2023年9月25日

実用・東洋医学R:喘息5

「漢方薬」発作の予防や改善に用いる処方は小青竜湯しょうせいりゅうとう(水っぽい痰がよく出て寒いと症状悪化に効きます。)、麻杏甘石湯まきょうかんせきとう(発作時の呼吸困難や汗かき、口渇きを改善させます。)、半夏厚朴湯はんげこうぼくとう(ストレスで発作が起こしやすい場合効果あり。)です。アレルギー体質を改善しながら治療したい場合は、柴朴湯さいぼくとう(呼吸器系弱くかぜを引きやすい場合に効果あり。)、補中益気湯ほちゅうえっきとう(寝汗や疲労、胃腸が弱い場合に効果あり。免疫力高め気力充実させ発作防止効果あり。)、麦門冬湯ばくもんとうとう(舌がテラテラ光り、乾燥性のコンコンする咳が続く場合に効果あり。)です。

生薬紹介:地黄 じおう

ゴマノハグサ科。効能は糖尿病、強壮、強精、出血です。

経穴:大包 だいほう

足の太陰脾経のツボで、側胸部、第6肋間、脇中心との交点に取ります。筋:皮下に前鋸筋、肋間筋。神経:筋枝は長胸神経、肋間神経、皮枝は肋間神経が分布。血管:皮下に胸背動脈、肋間動脈が走行。