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月別アーカイブ: 2023年3月

実用・東洋医学:お乳の出が悪い3

「もともと体弱く、産後の肥立ちが悪い場合」疲労感が取れない、食欲がない、体力がない等、もともと体が弱かったり、産後の肥立ちが悪い場合には、母乳が十分に出ません。血行をよくして、胃腸の働きを活発にして、気力と体力をつけて体を丈夫にして、母乳が出るようにします。「胸や肩の筋肉が緊張し過ぎている場合」胸や肩の筋肉が緊張し過ぎていると、乳腺の発育よく、肩こりがしてお乳が痛むくらい張っているのに母乳が出なくなります。筋肉の緊張を緩めて、母乳の出をよくします。

ツボ紹介:腹結 ふっけつ

足の太陰脾経のツボで、おヘソの1~2指下で、4指外側に取ります。主治として、鼠径部痛、咳嗽、便秘、下痢、下腹部痛、ヘソ周囲痛。効能として、気のめぐりを改善して、上がった気を改善させる。脾を温め、下痢を止める。

実用・東洋医学:お乳の出が悪い2

「血の不足の場合」母乳は血と深く関わる為、母体の栄養状態が悪く血が不足していると、母乳をつくる事が出来ません。血の不足を補う処方で、母乳を十分につくる事ができる体の状態にしていきます。

ツボ紹介:府舎 ふしゃ

足の太陰脾経のツボで、下腹部、おヘソから4~5指下で、そこから4指外側に取ります。鼠径部辺り。主治として、腹痛、腹脹、鼠径部痛、下痢、嘔吐。効能として、脾の機能を高め、腹部の張りを解消する。気のめぐりを改善して、痛みを止める。

実用・東洋医学:お乳の出が悪い1

出産後2~3日後には、母乳は出ますが、精神的ストレス等で出ない人がいます。乳腺や乳頭に起因すれば、病院で治します。特に異常が見られない場合は、東洋医学による治療が効果的。その原因が、血が不足している場合、体が弱かったり、産後の肥立ちが悪かった場合、胸や肩の筋肉が緊張しすぎている場合の3つに分けて考えます。

ツボ紹介:浮げき ふげき

足の太陽膀胱経のツボで、太もも裏側、膝裏シワ部より1指上に取ります。主治として、不眠、便秘、臀部のシビレ、膝関節部の痙攣・痛み、腓骨神経痛。効能として、筋を緩めて伸ばし、経絡の通りをよくする。体内の熱を冷まし、痙攣を鎮める。

実用・東洋医学:つわり7

「食養」胃が空っぽは、吐き気など症状悪化する為、数回に分け食べ物を摂りましょう。ショウガやウメ、陳皮チンピが適。ショウガは吐き気を抑える効果あり。ウメは、整腸作用あり。梅干の果肉とショウガの刻み2:1に混ぜたものを作り置きして、吐き気のある際、スプーン1杯食べると効果的です。陳皮とは、ミカンの皮を干したもので、胃腸を丈夫にして吐き気を止める作用あり。陳皮3gを2カップの水で半分の量になるまで煮詰め、その煮汁を飲みます。ぜひお試しくださいね。

ツボ紹介:復溜 ふくりゅう

足の少陰腎経のツボで、ふくらはぎの内側、内くるぶしから2指上で、アキレス腱の前縁に取ります。主治として、浮腫、寝汗、下痢、口や舌の乾燥、腰痛、アキレス腱の痛み。効能として、腎の気を補い、陰液を増やす。津液=水がよく流れるように調整する。

実用・東洋医学:つわり6

「ツボ紹介」腹部の中かんちゅうかん❴さまざまな胃腸症状を改善して、食欲不振や吐き気を治す❵、手首手のひら内側端の神門しんもん❴精神を安定させる働きがあり、神経質な人のつわりに効く❵、膝外側下の陽陵泉ようりょうせん❴嘔吐に効くツボ❵にお灸をします。

ツボ紹介:伏兎 ふくと

足の陽明胃経のツボで、太もも前外側、膝蓋骨底外端から6指上に取ります。膝〜股関節間、約1/3の位置です。主治として、腰腿痛、大腿部の冷え、膝の冷え、鼠径部痛、股関節痛。効能として、経絡の通りをよくする。寒邪を追い出し、湿邪を追い出す。