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月別アーカイブ: 2023年7月

実用・東洋医学:精神不安・うつ5

ワンポイント:早期治療が大切な心のかぜ。うつ病は「心のかぜ」といわれます。誰でもかかる可能性あり。早期治療が大切です。うつ病は単なる気分の落ち込みではなく、治療が必要な疾患です。家や部屋から出られなくなったり、社会生活に支障をきたす前に早めな治療を心掛けましょう。ぜひご相談くださいね。

経穴:四白 しはく

足の陽明胃経のツボで、眼窩下孔部の陥凹部に取ります。筋:皮下に眼輪筋。神経:筋枝は顔面神経、皮枝は三叉神経の上顎神経が分布。血管:皮下に眼窩下動脈が走行。

実用・東洋医学:精神不安・うつ4

「胃腸の機能が悪い場合」胃腸の機能が悪くなると、みぞおちやおヘソに動悸を感じ、のぼせや精神不安におちいります。対応として、動悸の原因となる胃腸のバランスを改善して、気分を落ち着かせ治します。

経穴:承泣 しょうきゅう

足の陽明胃経のツボで、眼窩下縁の少し上で、瞳孔の中心を通る垂線に取ります。筋:皮下に眼輪筋。神経:筋枝は顔面神経、皮枝は三叉神経の上顎神経が分布。血管:皮下に眼窩下動脈が走行。

実用・東洋医学:精神不安・うつ3

「胸脇苦満がある場合」精神不安と伴にイライラや不眠などの症状が強い場合、胸や脇腹が緊張して痛む=胸脇苦満。この場合、胸脇苦満と精神不安の悪循環を断ち切る為、胸脇苦満を解消させて、精神不安を取り除きます。

経穴:迎香 げいこう

手の陽明大腸経のツボで、鼻の鼻翼外側縁中点で、鼻唇溝のライン上に取ります。筋:皮下に上唇鼻翼挙筋、上唇挙筋、小頬骨筋。神経:筋枝は顔面神経、皮下は三叉神経の上顎神経が分布。血管:皮下に眼角動脈が走行。

実用・東洋医学:精神不安・うつ2

「脾胃が弱っている場合」精神不安があると、脾胃(胃腸に当たる)が損なわれる事で、さらに精神不安が助長されます。脾胃を補って、精神不安を治します。

経穴:禾りょう かりょう

手の陽明大腸経のツボで、鼻と口中央間中央で、0.5指外側に取ります。筋:皮下に口輪筋。神経:筋枝は顔面神経、皮枝は三叉神経の上顎神経が分布。血管:皮下に上唇動脈が走行。

実用・東洋医学:精神不安・うつ1

めまぐるしく変動する現代社会では、ストレスと伴に精神不安があり、不安による神経症やうつ病になります。うつ病は、倦怠感や不眠、食欲不振、便秘、疲労感など、体の不調も引き起こします。気や心も体のバランス構成と考えている東洋医学では、うつ病治療は得意分野です。脾胃が弱っている場合、胸脇苦満がある場合、胃腸の機能が悪い場合の3つに分けて考えます。

経穴:扶突 ふとつ

手の陽明大腸経のツボで、胸鎖乳突筋中央で、甲状軟骨上縁と同じ高さに取ります。筋:皮下に広頸筋、胸鎖乳突筋、前斜角筋。神経:筋枝は顔面神経、副神経、頸神経叢の枝、頸神経前枝、皮枝は鎖骨上神経が分布。血管:皮下に胸鎖乳突筋枝が走行。