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日別アーカイブ: 2023年10月24日

実用・東洋医学R:嘔吐3

東洋医学で嘔吐は、胃の気が上に向かってしまう為に起こる胃の気の症状と考えます。二日酔いの嘔吐では、胃の気を下にさげると伴に、水分代謝を改善させて治します。頭痛を伴う嘔吐には、体を温めて胃腸の緊張感を除き、突き上げてくる胃の気を鎮めて治します。嘔吐と伴に下痢で吐き下しには、胃腸の炎症を鎮め、胃腸の働きを整え改善させます。尚、吐き下しによって脱水症状を起こす事から、吐き下しが治まってきたら、水分を積極的に補給しましょう。

生薬紹介:麦門冬 ばくもんどう

ユリ科。効能は消炎、滋養、咳止め、去痰です。

経穴:睛明 せいめい

足の太陽膀胱経のツボで、顔面部、内眼角の内上方と眼窩内側壁の間の陥凹部に取ります。筋:皮下に内側眼瞼靭帯、眼輪筋。神経:筋枝は顔面神経、皮枝は三叉神経の眼神経が分布。血管:皮下に眼角動脈が走行。